腸から腰痛や肩こりが起こるって本当?
実は、すでに生理学などの分野でメカニズムがわかっています。
内臓が原因で体に痛みが出てくる現象を
「内臓‐体性反射」といいます。
内臓が原因の痛みのことを「関連痛」といいます。
内臓から起こる体の痛み「関連痛」は、
ほぼ一定の体表に痛みを生じるので診断に使われることがあります。
テレビでよくやってて一般的に知られているのが
心臓が悪いと左腕内側に痛みを生じさせることです。
「肩こりの原因が心臓病!?」
みたいな、キャッチーなタイトルがついてることが多いですね。
ただですね、心臓だけではなく
どの内臓も関連痛を生じさせるということがわかっています。
「生理学テキスト 第5版」
文光堂
順天堂大学名誉教授 大地陸男 著
143ページ
「解剖学アトラス 第3版」
文光堂
滋賀医科大学名誉教授 越智淳三 訳
529ページ
「内科診断学 改訂 第16版」
南江堂
東京医科歯科大学名誉教授 武内重五郎 著
群馬県立心臓血管センター総長 谷口興一 改訂
東京大学名誉教授 杉本恒明 改訂
36ページ
内科診断学の本には他にもいろいろな内臓からの関連痛がありましたが
とりあえず胆嚢のだけ載せました。
まだまだ研究が足りてないのか、
本によって場所がバラバラです。
当店の「腸揉み」メニューは
小腸大腸にアプローチして、
小腸や大腸からの関連痛が起こりやすい
腰痛や肩こり、首の横のところの痛みの改善をしていきます。
腸が関連する痛みの場所
病気ではなくても、腸が癒着してたり便が滞留してたりガスが溜まってても
関連痛が起こります。
その為、「腸揉み」にて癒着を剥がしたり便を促したりと
人それぞれの原因に合わせてアプローチしていきます。
ちなみに、関連痛自体は近代になって発見されましたが、
何千年も前に古代の人々が関連痛の領域を発見していました。
それが、中医学(東洋医学)の経絡です。
いろんな西洋医学の本の関連痛の領域とほぼかぶってきます。
古代の人たち、スゴイですね…