頭が締め付けられるような痛みが続くと
仕事に集中できないし周りと会話をするのもしんどくなりますよね。
ギューっとハチマキで締め付けられるような頭痛、
これは緊張性頭痛といいます。
頭痛による経済的損失は2880億円
日本頭痛学会によると、
頭痛による経済的損失は
2880億円になるようです(京都頭痛宣言)。
痛み止め薬があればなんとか生活は大丈夫ですが
どうしても胃の調子まで悪くなってしまいます。
お金もかかるし、そろそろ痛み止め薬を
飲みたくないと思う人も多いのではないでしょうか。
手技療法による頭痛の改善
そんな緊張性頭痛に関して、こんな論文があります。
The Effectiveness of CV-4 and Resting Position Techniques on Subjects with Tension-Type Headaches
パソコンで見ると翻訳ができると思うので
気になる方は読んでみてくださいね。
CV-4というのはオステオパシーの頭蓋骨へのテクニックのひとつです。
日本では「頭蓋仙骨療法」や「クラニオセイクラルバイオダイナミクス」
などの名称で手技療法の方がテクニックを習得されています。
アメリカのオステオパシーをされる方は医師と同等の資格なので
手術や投薬や診断行為も許可されています。
WHO(世界保健機関)にも認めらている技術なので
世界中にオステオパシーを使い施術をする人が多くいます。
しかし日本では法整備が遅れていて
まだオステオパシーの国家資格は存在しないので、
現在(2019年)は整体のジャンルに入ります。
オステオパシーの頭蓋仙骨療法では、
「頭蓋骨が動く」という概念を基本として施術していきます。
まず、本当に頭蓋骨が動くのか?というところで
よく批判をする人がいますが
それについても論文があります。
「動脈弓の圧受容器が反応して膨らんだり縮んだりする動き」
のことを「頭蓋骨の動き」としてオステオパシーでは言っている…
ということになるかもしれません。
“血管運動性交感神経を介した血圧調整系による頭蓋骨の動き”なので
その逆の機序で考えれば
頭蓋骨の動きを整えることで血管運動性交感神経に影響を与えて
自律神経に影響を起こすと考えられます。
日本では医療の分野に入っていないので
怪しいと思われるかもしれませんが、
論文もあり世界的なテクニックなので
緊張性頭痛に悩んでいる人は受けてみるといいかもしれません。
当サロンでは「内臓整体&カイロプラクティック」の
メニュー内でおこなうことがあります。
主訴に合わせてテクニックを使いたいので
頭蓋仙骨療法のメニューは外しておきました。
ただ、希望があればやります。
当サロン以外でも、「頭蓋仙骨療法」ができる施術者がたくさんいます。
オステオパシー、カイロプラクティック、整体、接骨院、鍼灸院など
さまざまな方が習得しているのでお近くの施術者や
定期的に通っているところの施術者に聞いてみてくださいね。
カイロプラクティックも頭痛への有効性がある
カイロプラクティックも緊張性頭痛への施術は得意分野です。
論文は探せばたくさん出てきますが、パッと出たものを紹介しておきますね。
首の痛みに関連した持続性頭痛の非薬理学的管理交通障害管理のためのオンタリオプロトコル(OPTIMa)共同研究からの臨床診療ガイドライン
Non-pharmacological Management of Persistent Headaches Associated with Neck Pain: A Clinical Practice Guideline from the Ontario Protocol for Traffic Injury Management (OPTIMa) Collaboration.
これはアメリカの論文サイトです。
パソコンから見た方が翻訳されて読みやすいと思います。
正直、臨床上ではカイロプラクティックによる頚椎の矯正を行った方が
緊張性頭痛は改善しやすいです。パッと改善するし、持続もしやすい。
魔法のように感じるかもしれません。
あまりにも頭痛がひどいと何度か施術する必要があります。
ただし、頭蓋仙骨療法をやった方が良い人もいます。
頭痛の原因となる頚椎を探して的確に矯正ができるのは
カイロプラクターだけ。
専門教育を受けているからこそできる技術です。
当サロンでは、締め付けられる頭痛に対しては
・骨格がズレていたら骨格を矯正
・頭蓋仙骨療法が必要なら施術
この2つを
「内臓整体&カイロプラクティック」の
メニューで行います。
頭の冴えた状態なら
遊びも仕事も家でのリラックスも楽になるので
早く改善させた方が生活はさらに良くなります。