慢性的な疲労感、関節の痛み、下痢などの消化不良、
アレルギーなどの免疫に関することなどの原因と言われる病気があります。
それが、リーキーガット症候群(Leaky Gut syndrome)。
Wikipedia英語版(パソコンで日本語に翻訳)によると
https://en.wikipedia.org/wiki/Leaky_gut_syndrome
漏出性腸症候群(リーキーガット症候群)は、仮想的な医学的に認識されていない状態です。
科学的phenomemon異なり増加腸の透過性(「漏出性腸」)栄養士との実務者から主に来る別個の医学的状態として「漏出性腸症候群」の存在を主張する代替医療。「漏出性腸管」は全身に慢性的な炎症を引き起こし、慢性疲労症候群、慢性関節リウマチ、狼瘡、 片頭痛、多発性硬化症、および自閉症を含む広範囲の症状を引き起こすと主張している。 2016年現在、漏出性腸症候群が直接この広範な疾患を引き起こすという仮説を支持する証拠はほとんどない。
とあります。
医学的に認識されてないという言葉の通り、内科学の本に載ってません。
「腸が原因かもしれない様々な症状」をリーキーガット症候群と呼んでいる可能性があります。
そのメカニズムというと
こちらも引き続きWikipediaより(https://en.wikipedia.org/wiki/Leaky_gut_syndrome)
Stephen Barrettは、「漏れやすい腸症候群」を流行の診断として説明しており、その支持者は疑わしい状態を食事、薬草の調剤、および栄養補助食品を含む多数の代替医療療法を販売する機会として使用すると述べている。2009年に、Seth Kalichmanは、「漏れやすい」腸を通るタンパク質の通過が自閉症の原因であると一部の偽科学者が主張すると書いた。「漏出性の腸」が実際に自閉症を引き起こすかもしれないという信念は公衆の間で人気があるが、証拠は弱く、証拠が存在するものは矛盾している。
リーキーガットに限った話ではありませんが
健康情報にはブームがあることがあります。
大多数の人に当てはまる新しい病気を作り出して、悩みにつけこんで
その治療法を高値で売るサプリ商法などがあるんです。
金儲けのために提唱する者と、
患者さんのことを本気で考えて新たな理論として提唱した人が
存在するパターンが多いので注意が必要です。
一色単に考えてはいけません。
金儲けしたい人が新たな理論を利用していることが多いですが
金儲け主義の方の主張は医学的な説明になってない場合があるので
本来の理論と矛盾が生じることがあります。
また、研究が進むにつれて新たな知見が出てきたり
過去の理論が間違っていたと修正したりすることで
理論がどんどん変化していきます。
医学的に認識されていない間は、ほとんどの情報は
このような懐疑論調で書かれることになります。
日本でもリーキーガット症候群を提唱しているお医者さんがちゃんといるので
いろんなクリニックでリーキーガットの食事指導や生活習慣改善のアドバイスをしています。
日本での説明はだいたい似た感じです。
検索で一番上に出てきたこちらのサイトを引用します。
浦田クリニックHP(http://www.hospy.jp/clinic/sp/)より
リーキーガット症候群とは
小腸には表面に絨毛という小さな突起があり、さらに絨毛の表面には細やかな突起があります。ここから消化されて細かい分子になった栄養素が体内に吸収されます。腸壁の絨毛部分が炎症を起こしてしまうと、栄養を吸収する穴が大きくなりすぎる場合があります。普通は消化できていない大きな分子は吸収しません。しかし小腸の栄養を吸収する穴が大きくなってしまうと、未消化のたんぱく質や細菌・ウイルス・重金属・化学物質などの異物までも取り込まれてしまい、アレルギーや免疫力低下、関節炎などの原因となります。
こういう大きな分子は本来血液中には存在しないので、防御のためにアレルギー反応が起きてしまうのです。また細菌やウイルスなどを取り込んでしまい感染症を起こしやすくなったり、免疫力低下の原因になります。またこのような異物や細菌の処理のために肝臓や腎臓に過剰な負担がかかります。このような症状を漏出性消化管症候群「リーキーガット症候群」といいます。
小腸の腸壁が炎症状態になって栄養を吸収する穴が大きくなる、
または
小腸表面の細菌叢が減って腸の粘膜機能も弱まり腸管のバリア機能が低下して
細菌などが腸管から血中へ入っていく…などの説明をしているところが多いです。
病理学の本には
「カンジダ菌(真菌)が腸管から血中へ入り込む」
ということが書かれています。
実際に腸管から血中へ入り、眼などの遠い場所に移動する場合があるようです。
帝京大学皮膚科主任「カンジダ症(https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/170461-1-28.pdf)」より
このような事実とまだ根拠が見つかっていない理論が
入り混じってのリーキーガットなのだと思いますが、
当サロンにリーキーガットと診断された方がよく来られます。
日本国内で診断された方、海外で診断された方、いろんな方がいます。
診断法が確率されていないようですが、
毛髪の中に含まれる重金属の量を調べてリーキーガットと診断された
方がいまのところ多いです。
診断基準はともかく、
当サロンでやるべきことは症状の改善です。
ちなみに、今のところリーキーガットと診断された方たちの症状は改善しています。
症例1:下痢が続く
下痢が続くのでネットで検索してリーキーガットではないか?と思って専門のクリニックに行ったら
「リーキーガット」と言われたそう。治療の値段が保険適用外なので高いので、当サロンへ来たとのこと。
下痢が続き、体も重だるい。
症状としては下痢を改善させれば栄養を吸収しやすくなって身体も軽やかになるだろうと考えました。
胆嚢が張っていたので、胆汁の排泄低下による下痢だろうと予測し、胆嚢と念の為に小腸を重点的に施術することで4〜5回の施術で改善していきました。
症例2:お腹がガスで張って苦しい、肩の痛みや背中の痛みもある
アメリカに住んでいたころにリーキーガットとお医者さんに言われ、治療はせずに食事を健康的なものへ変えていったそう。日本に来て内臓の専門サロンがあることを知り当サロンへ来てくれました。
お腹がガスで張ったことによって腸が後方の肋骨を内側から押して、肋骨がズレてしまったために背中の痛みが起こり、さらに腸がガスで張ったことによって横隔膜を下から押し上げてしまい横隔神経を伝って肩が痛くなった症状だろうと予測し、施術していきました。
こちらも腸のガスがたまらないように施術、そして肋骨などを矯正していったことで4〜5回で肩こり背中の痛み、お腹のガスが同時に改善していきました。
症例3:身体の重だるさ、お腹がスッキリしない感じ
知り合いにリーキーガットに詳しいお医者さんがいて、そこで毛髪をアメリカへ送って検査してもらい、重金属が多いということでリーキーガットと言われたそう。そこで治療してない理由は不明。
お酒をよく呑まれる方で、食事も急いで食べる方でした。
腸がむくんでおり、腸の筋力も低下。この状態だと腸の血液循環がうまくいかず、腸もうまく動けずに栄養吸収も低下します。そのせいで身体の重だるさやお腹の重たい感じが起こることがあります。
食事指導、腸全体の施術を念入りにすることで改善へと向かいました。
ただ、食べてすぐ寝たり暴飲した次の日は似たような症状が起きていました。
このような症例があるので、リーキーガットは
「腸が原因かもしれない様々な症状」をリーキーガット症候群と呼んでいる可能性があります。
この先の未来で認められるかもしれないし、今後も認められないかもしれない病名です。
でも、症状の改善例はさまざまあるのでいろいろ試してみてくださいね。
クリニックでの治療だとお医者さんがちゃんと治療するということで安心です。
当サロンでも内臓整体の専門として改善例があります。
断食道場やマクロビなどの健康食でも改善する道があるかもしれません。
リーキーガットの本もあるので気になる方は読んでみるといいかもしれません。(画像をクリックするとアマゾンに飛びます)