当サロンのスタッフや、セミナーに参加した方や当サロンに通う方で
手をよく使う方にオススメしているのが健身球(BaodingBalls)です。
金属製の球で、動かすとカラカラと音が鳴ります。
手を良く使う細かい作業の職業の方やスポーツで繊細な指の動きが必要な方、
楽器の演奏で指をよく使う方などなら、この道具を活用することで
手や指の怪我の防止と技術の向上をすることができます。
また、脳梗塞や事故などで神経障害が起きた方にとってはリハビリに役立ちます。
やるべきステップは3つ。
1、ボールをくっつけたままスムーズに回せるようになる
2、ボールを離したまま、小指側と親指側のところに置いて場所を交代させていく
3、指を伸ばしたまま手のひらでボールを回してみる
この3つを1つずつクリアしていくことで
効率的に回せるようになります。
もしスムーズにいかないなと思ったら
また基本に戻り、基本をしっかり叩き込んでから次のステップに向かいます。
どんな時でも基本が大切。
基本ができれば応用ができます。
ボールを離した状態で回せるようになったら、
今度は力いっぱい素早く回るように動かしていきます。
それもできるようになれば、
今度はできるだけ力を抜いて回していきます。
力を抜いて回せるようになったとき
ボールが手をマッサージしているかのような心地よさを感じることができます。
ここまでできるようになれば両手で2つ回すことも3つ回すこともできるようになります。
両手で2つ回し
両手で3つ回し
1つのボール
ちなみに、1つのボールで
手のひらから手の甲へ移動させる方法とかありますが
これは手を鍛える目的とはズレてきます…
必死に練習してできるようになってわかりましたが
できるようになっても何の役にも立たないです。
回すためには、ボールの大きさ選びも大切です。
ボールの種類
【小さいボール】
小さいボールは初めてやる方に適しています。
手が小さい人こそ小さなボールで最初はやる方がいいです。
チリンチリンと高めの音がなります。
小さめなら中国っぽいのがたくさん売っています。
自分で持っている一番小さい金属のボールは40㎜ぐらいのボールです。
昔、ビレッジヴァンガードのレジ横で買いました。
【大きいボール】
大きなボールは、ボールを離したまま回せるようになったら活用した方がいいです。
重く感じるかもしれませんが、遠心力で回せるようになれば大きいボールの方が回しやすく感じます。
手が小さくても遠心力を使えば回しやすくなります。
リンリンと低めの音が鳴ります。
【音のないボール】
カラカラと音がならないボールもあります。
アパートやマンションなどの集合住宅や家族に音を聞かせたくないときに役立ちます。
ただ、音が鳴らないのでちょっと寂しいです。
大きいサイズしか見たことがありません。小さいのも探せばあるかも?
【木製のボール】
軽いので遠心力を使って回すのが少し難しいです。
手触りもツルツルスベスベなので捉えにくいかもしれません。
でも、木製なので自然のものに触れることで落ち着くような気がします。
音が鳴らないので、こちらもアパートやマンションや家族に音を聞かせたくないときに役立ちます。
【トゲトゲのボール】
健身球のようには回らないです。
中に磁石が入っていて、ボールが磁力でくっつきます。
普段、手が疲れるほど手を使う方にはマッサージという意味でニギニギするのは良いと思います。
脳梗塞や事故などでの神経損傷で手のリハビリに使う方には一番適しているかもしれません。
磁石がついているので落とすことが少ないです。
そして、トゲトゲが手のひらの自由神経終末などを刺激することで
脳の神経可塑性により神経が新生していく可能性があります。
練習する場所
健身球はカラカラ音が鳴りますが、
音はさほど騒音にはなりません。
同じ部屋に誰かがいるのならうるさいとは思います。
扉をひとつ隔てた先や、壁を隔てているのならおそらく大丈夫です。
ボールを落としてフローリングの床に当たったときに大きな音が鳴ります。
数回落とせば下の階の人は怒る音です。
練習に熱中すればするほど何度も落とします。
しかし、何度も落としてこそ成長していきます。
落とすのを怖がっていると前に進めないので、落としても良い場所を確保します。
・畳
・ベッドの上(ふとんの上)
・じゅうたんやカーペットの上
・100均に売っているパズルのピースみたいなマット
・ソファーの上
・屋外(公園、海辺、森など)
落としても音がうるさくないところならどこでも大丈夫です。
周囲に気遣いつつ、やってみてくださいね。