1997年。この年はカイロプラクターにとって大切な年。
カイロプラクティックは民間資格ですが、
1997年に国内法制化の機運が高まり国家資格化する手前まで話し合いが進みました。
小泉純一郎さん(当時:厚生大臣)は、ひどい腰痛持ちでしたがカイロプラクティックを受けて腰痛が改善し、
WFC(世界カイロプラクティック連合)世界大会にて挨拶もしてくれました。
しかし、日本カイロプラクティック評議会の幹部の一人が
世界カイロプラクティック連合に秘密裏で財団設立活動をしたことにより
倫理規定違反に問われ国家資格化の道は頓挫しました。
カイロプラクティック業界が希望に満ち溢れ、そして絶望したのが1997年。
世界では多くの国で国家資格化してますが、
日本がいまだに民間資格なのは
多くのカイロプラクティックの団体の利害関係のせいでまとまることが出来ない事だと言われています。
ただし、第174回国会 決算行政監視委員会第三分科会(平成22年5月17日)にて
カイロプラクティックで長年の腰痛が改善した当時の赤松分科員によってカイロプラクティックの国家資格化について質問をしています。
医学博士の厚生労働政務官が
「カイロプラクティックの有効性についてはアメリカ等でやはり有効性が認められている、その教育プログラムもWHOでガイドラインができた」
という発言をしています。
そして当時の長妻国務大臣が
「カイロプラクティック関係団体等において研究を自主的に進めて頂くというのも一つの手段ではないか」
と言っています。
つまり、業界が一致団結して研究をし論文発表を多くだせば国家資格化の道は近いということになります。
バラク・オバマ大統領もカイロプラクティックを愛用してるのになあ…
研究論文はお金と時間と人が必要になるから個人では難しいですね…痛み改善の有効性は出せるけど。