スネを強打するとかなり痛いです。
なぜ痛いのか?
それは、スネには筋肉がなく脂肪も少ないから
骨膜にダイレクトに刺激がいくからです。
骨膜には豊富に神経が張り巡らされているので、
スネをぶつけるだけで神経が反応し脳へすぐに痛みを届けます。
骨膜が一番痛みを感じる部分となりますが、
この骨膜の特徴を利用すれば
レントゲン以外で骨折を判断することができます。
とくに整体院や整骨院、鍼灸院などでは
痛みの改善を目的にしてるところも多いので
骨折の痛みで来院した方に施術するわけにはいきません。
なので、そんなときは骨折を判断する道具が必要になります。
それが、「音叉」です。
音楽で使われることも多いかもしれませんが、
音叉は医療系の道具としても売ってます。
音叉を手にいきおいよくぶつけると、
ブォーン…という音が長く響きます。
細かい振動が続くので音が鳴り続けるわけですが、
この振動を骨折した患部の端近くにあてると、
振動だけで痛みが誘発されます。
これによって骨折を判断していきます。
他にも骨折の疑いのある部位の末端をこぶしで軽く叩いて刺激を当てる方法や
骨折部位を軽く押して圧痛の有無を調べる方法もありますが、
一番安全なのは音叉です。
僕は音叉や打腱器などの検査道具を持ってますが、
骨折の疑いのある方に出会ったことはまだ無いんです…
音叉は耳の検査にも使えるので、耳の検査に主に使ってます。
ちなみに
整体師や柔道整復師や鍼灸師でも、
骨折の見分け方をわかってない人がいる場合があるので
もし骨折したかもと思った場合は
念のため整形外科に必ず行くようにお願いします。